「井上雄彦 最後のマンガ展」を見に行ってきました。
スラムダンクやバガボンド、リアルなどの名作を送り出してる漫画家さんですね。

期間が2008年5月24日(土)〜7月6日(日)で、
終了間際の今頃友人の日記で気づいたのですが、
土日のチケットはもう売り切れで手に入らないらしい。
平日行くしかないなと思って今日朝から行ったというわけ。

10時から開始で10時30分ごろに着いたのですが、
平日の朝にもかかわらず何百人もの人が大行列。
中に入るのに1時間30分かかりました。
ようやく中に入るってみるといきなり圧巻ヽ(´ー`)ノ
雑誌で見ていても十分うまいなあと感じられる井上さんの絵ですが、
美術館でこんな風に見たらまさに芸術の塊でした。
細かい線も多くて緻密なのになぜかとてもスッキリしている絵。
非常に細かい線まで魂が行き届いているのが感じられて、
繊細でかつ豪快で、静と動が感じられる絵の数々。
どの線も生きてるって感じがします。
和紙に描かれた大きな絵なんて、
小さい紙に絵を描くのとは描き方が全く違うと思うので、
そうとう大変だと思いますけどね〜(-"-;)
バガボンド自体後半はペンじゃなくて墨で描くことにしたらしいのですが、
墨の濃淡具合とかもまた本当にうまいですね。
墨で描かれた部分だけじゃなくて
残りの白い部分まで芸術と言う気がしてきます。
漫画の形式で描かれているものもあれば、和紙に描かれている巨大な絵。
そして石やキャンバスじゃない壁にも蝶々が飛んでたりする。
最後のライトアップされた部屋の巨大な絵とか感動の駄目押しって感じでした。

非常に居心地のよい空間で、何かを感じられる貴重な時間でした。
これはまだ見てない人には是非見に行って欲しいですね。
出口には井上さんのメッセージがありました。

普段ならこういうのを見に行くと画集みたいなものを買うんですが、
今回はDVDを買っちゃいました。
井上雄彦先生が絵を描いていく家庭を黙々と撮影したDVDです。
今見ながら記事書いているのですがこれは見入っちゃいます。
もともと工場とかで物が作られていく姿とかも見るのも大好きなんですが、
漫画の作品が出来上がっていく姿が見られるDVDと言うのも最高ですヽ(´ー`)ノ
『スラムダンク、あれから10日後―』で学校の黒板に描く漫画にも挑戦した彼。
やはり漫画家の枠にとどまらない、表現方法にこだわる芸術家と言う感じですね。