妻夫木聡さんが先生役で主演。
そして子供たちが26名。
この映画は実話を元にした映画で、
“ブタを飼って、飼育をした後、自分たちで食べる”という授業。

最初はブタかわいいと思って気軽に飼い始めたかもしれないけど、
卒業が近くなってくると、"食べる"と言っていた最初の話が
簡単な話ではないことに気づく。
なかなか見ごたえのある映画でした。
Pちゃんと名づけてみんなで愛情を持って育ててきた
ブタを本当に食べることができるのか?
食べない解決方法はあるのか?
責任を取るってどういうことだ?
正解のない議論を子供たちが熱く繰り広げます。
ストーリーはほんとそれだけ。
ブタの飼育と卒業時にブタをどうするか。
シンプルだけど本気で悩み考える子供たちに見入っちゃいます。
この問題は難しいですね。
大人ならまだしも、子供の視線でこの問題は難しいでしょうね。

子供たちには台詞も結末もない脚本が渡されていたらしく、
議論のシーンなども含めてすべて本物。
それぞれが自分の考えを述べ、涙を浮かべながら白熱。
実際にブタも飼育していたみたいですし、
本当に映画の撮影を通じて貴重な体験をして成長した感じ。
そして妻夫木聡さんの演技もすばらしい。
自然な演技で優しい感じで頼りがいもある、
それでいて新任の若さもたっぷり感じられる。
この映画の先生役にぴったりだったのではないでしょうか。
見終わった後生徒役の子供とかがロビーにいました。
自分が出演し、体験したこの映画をどんな風に感じたんでしょうかね。
こんな投票があったので僕は食べるに一票入れてきました。